呑み業者って一体何?(海外業者の包括的な問題点A)

呑み業者って一体何?(海外業者の包括的な問題点A)

海外のFX業者の場合、実に8割以上がNDDと呼ばれるカバー先に個人投資家からのオーダーを投げてそこに自社おマージンを乗せるというビジネスを行っているのがひとつの特徴なのですが、なぜか日本人が取引したくなるハイレバレッジを提供する業者というのは、ほとんどDD方式の呑み業者と呼ばれる存在になっている点が非常に注目されるところです。

 

DD方式というのはあくまて業者内にディーリングデスクを置いて顧客と反対売買をしている業者のことをいいますが、どうもこの呑み業者というのはどこにも発注をしないで業者の中だけで処理しているケースのことを言うのです。ちょっと考えてみるとわかることですが、個人と投資家というのは運悪く全体の90%から95%は利益の出ない売買をしているのです。

 

ですからこうした売買をインターバンクに流さずにFX業者の中で処理してしまえば、顧客の損失分は丸儲けになってしまうわけです。したがって本当にカバーしなくてはならないのは儲けの出るディールということになります。

 

しかもハイレバレッジにしておけば負けは大きくなりますから証拠金を全額せしめることができれば丸儲けになる可能性が多いのです。こうしたことからこの手の業者にはなぜか日本人の個人投資家が気をそそられる高いレバレッジの提供業者が多いわけです。これが儲けられる投資家7割という世界であれば、呑み業者などという存在は生きていかれないものとなってしまいますが、現実は9割以上が損失だけを出し続けているわけですから、意外に利益が高い業者になってしまっているともいえるのです。

 

逆にいいますと儲かる5%なり10%の層の顧客となって500倍や1000倍といったレバレッジを利用して爆発的な利益を出す顧客が出た場合には、もともと支払い余力がない可能性もあるということになってきてしまいます。多くの公的な機関ではこの部分を指摘するケースが増えています。

 

つまり小額の勝ちならば他者の損失の中から工面すれば支払いになるわけですが、大きな利益になったとたんに支払い能力がなくなる可能性もあるということなのです。ですから多くのこの手の業者が出金のプログラムに力を入れていないことがこうした状況を考えるとよく理解できるともいえるのです。

 

もちろんすべての海外業者がこうしたものだと言うわけではありませんが、無登録業者というのは、その可能性が高いと見て間違いないでしょう。彼らはほとんど利益支払いをすることなく顧客の損失をどこにもふらないで利益として丸どりをしているに過ぎないわけです。

 

こうして考えてきますと、なぜ無登録業者でも営業ができるのかのからくりが見えてくることになるのです。国内から顧客を集めたら高額のアフィリエイトフィーを支払う理由もだんだんと見えてくることになります。

 

したがって、とにかくまず無登録業者とは取引をしないことをしっかり遵守することが重要となります。また都合が悪くなると一方的にスプレッドを広げたり、いきなりサーバーのアクセスでしにくくディチューンをするような業者も論外といえます。顧客が損失被るということは彼らにとってはそのまま利益になるわけですから、積極的にこうした取引スペックを低下させるような行為に及ぶ会社も少なからずあることを意識しておくべきです。

 

こうして書き連ねてくると結構気の滅入るような話ですが、こうした状況が実際にあるのだということはしっかり理解しておくことが必要です。もちろん信用できる会社も残っていますから、それをしっかり見極めて問題会社とは取引をしないという姿勢も重要なのです。添付のアドレスは金融庁が公開している問題業者リストです。常に更新されていますから、こうしたデータも参考にしていくべきです。

 

http://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku/03.pdf

海外業者の包括的な問題点(1)無登録業者がなぜ営業できる?

これまで5社程度の海外FX業者を概観してきましたが、ほぼ4つぐらいの共通する問題点があります。

 

まず一つ目の最大の問題ですが、なぜ無登録業者がFXの売買を行うことができるのでしょうか?

 

これは日本の金融庁の行政監督下における厳しい免許事業を目の当たりにしている国内個人投資家にとってはまったくぴんと来ない話だと思いますが、他国では規制がしっかりしていないと事業ができてしまうのです。

 

ただしその事業の中身はだれからもギャランティされていませんので危険極まりない取引であって、証拠金の保全は図られませんし、証拠金ごと持ち逃げされても海外の話ですからまったくわからないことになってしますのです。まさに究極の自己責任ということになります。インターバンクもこうした業者のカバーは個人投資家相手のFX事業者としてではなくあくまで売買する業者として行っていれば、その先に何が起こっているのかは感知しない善意の第三者となってしまいますから、こうした状況が現実に展開されてしまうのです。

 

しかもわかりにくいのは当初無登録業者としてスタートしていても事業を行っていくうちに登録業者になってしまい、正規の業者にアップグレードしてしまうというとんでもない企業が存在するのです。これを認める行政当局もいかがなものかと思いますが、こうした状況が個人投資家にとっては業者選びをきわめてわかりづらいものにしていると言えます。日本ではありえない状況が海外に展開するFX事業者では許されてしまっているということについては、厳然たる事実として認識しておく必要があるということになります。

 

したがって店頭FX事業者を名乗っても、どれだけ信用できものなのかはとにかくしっかり調べて結論を出すようにすべきです。単なるスペック上の優位性から選んで取引してしまうととんでもないことが起こる可能性があるということなのです。このあたりは非常に理解しにくい話ですが、これが現実となっているわけですから、理解するしないの問題ではなく、認識せざるを得ないということになります。

 

ネット上を調べますと、かなり問題業者についての書き込みも多いですし、なにより海外のサイトに行きますと英語ではありますが、問題指摘をする利用者がかなり存在することに気がつきますので、ざっと見てみるといったいどんな問題が起きるのかがよくわかるようになります。

 

こうした無登録業者の場合、相場に大異変が起きたときに姿を消すケースが考えられます。1月15日のスイス中銀の決定によるスイスフランの暴騰のように本当に取引していれば、個人投資家とともにFX業者も応分の損害を受けることになるはずですが、なぜかこうした海外業者が多額の損失をこうむったという話がでてこないあたりも実に不思議な存在といます。我々国内の個人投資家では理解できないような業態が展開されている可能性もあるということは想定しておくべきです。

 

この無登録業者との相対取引でも利益が出せている人たちがどうやらいるということも驚きです。1から10まで嘘のトレードをしているわけではないところもこうした業者の存在を理解し辛いものにしているといえるのではないでしょうか。FX取引はそれ自体に大きなリスクが伴うものです。

 

したがってそこに介在する業者の存在にリスクが加算されるのはいくらなんでも取引しないほうがいいと言えます。ビギナーズラックで問題なく小額の利益を引き出すことができたとしても2度〜3度とその金額が大きくなったときに同じように利益を引き出せるかどうかはかなりのギャンブルになってしまいます。もともと引き出せないお金なら入金した証拠金に巨額なボーナスがついてきても納得の行く話しとなります。一部の海外FX業者は我々の想定を超えた存在である場合があるということだけはよく理解しておくべきなのです。


 
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